【3月14日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)は13日、先週末の試合で天津権健(Tianjin Quanjian FC)のアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)に踏みつけ行為に及んだ中国代表MFの秦升(Qin Sheng)に対し、年棒カットなどの処分を科したことを発表した。

 秦升は11日の天津権健戦でチームがコーナーキックの機会を迎えた際に、敵陣ゴール前のポジション争いでヴィツェルの足を踏みつけて一発退場となった。

 上海申花が発表した声明によると、チームは秦に罰金30万元(約500万円)を科しただけでなく、今季残る年棒の減額や、リザーブメンバー降格の処分も与えたという。

 上海申花は声明で、「スポーツ倫理や規範を侵害する、一個人による今回の悪質な行動は、クラブだけでなく、中国サッカー界全体に大きな悪影響をもたらした」とコメントしている。

 一方の秦は、中国版ツイッター(Twitter)の「新浪微博(Sina Weibo)」における公式アカウントで、「前の試合では理性を欠いた激しい態度を取り、相手選手にけがをさせてしまった。チームの結果にも影響し、悪印象を与えてしまった」と謝罪したうえで、自身の行動は「下品」だったと述べている。(c)AFP