【3月12日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は11日、第24節の試合が行われ、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2得点の活躍をみせるなど、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)に3-0で勝利し、敗れた2位RBライプツィヒ(RB Leipzig)との勝ち点差を10に広げた。

 レワンドフスキはチームが最近7試合で挙げた28得点のうち、一人で10得点を稼いでおり、バイエルンはリーグ5連覇、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督も就任1年目でのリーグ優勝が間近に迫っている。

 バイエルンは昨年11月23日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)、FCロストフ(FC Rostov)戦を最後に4か月近く負けがなく、現在はリーグ戦、欧州チャンピオンズリーグ、ドイツカップ(German Cup 2016-17)の三冠の可能性を残している。

 さらにこの日は、2位ライプツィヒと3位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がどちらも敗れたことで、バイエルンはリーグ戦の独走態勢をさらに強化した。

 アンチェロッティ監督は「われわれにとっては充実した一日になった。自分たちが良い結果を収め、ほかの場所でもありがたい結果が出た。かなりのアドバンテージを得たが、集中力をなくしてはいけない」とコメントした。

 バイエルンは前半38分、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)のアシストからレワンドフスキが先制点を挙げた。今季は得点数が伸び悩んでいるミュラーだが、アシストはこれでリーグ戦10個目を記録している。

 その3分後には、ダグラス・コスタ(Douglas Costa)がダビド・アラバ(David Alaba)のクロスに合わせて追加点を記録すると、ハーフタイム明け直後にはレワンドフスキが角度のないところから3得点目、さらには昨年12月に肩を手術したドイツ代表CBジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)も途中出場で復帰した。

 一方、本拠地にVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を迎えた2位のライプツィヒは、ドイツ代表マリオ・ゴメス(Mario Gomez)の一発に沈み、0-1で敗れた。

 ボルフスブルクは前半9分、ユヌス・マリ(Yunus Malli)のスルーパスにダニエル・ディダヴィ(Daniel Didavi)が抜け出し、折り返しをゴメスが流し込んで先制。この1点を守り切り、アンドリース・ヨンカー(Andries Jonker)新監督に初勝利をプレゼントした。(c)AFP