【3月10日 AFP】米中央情報局(CIA)によるハッキング疑惑を内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」が暴露したことを受けて、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は9日、ハッキング被害を回避するため、「デリケートな問題」が絡む協議にはスマートフォンを持ち込まないようにしていると明かした。

 ドイツのジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)外相とモスクワ(Moscow)で臨んだ共同記者会見の場でラブロフ氏は、「私自身は、デリケートな問題が関わる協議には電話を持ち込まないようにしている」と話し、「少なくとも私は今のところ、不都合な状況には陥らなくて済んでいるようだ」と述べた。

 ラブロフ氏はさらに、CIAはスマートフォンだけでなく「冷蔵庫にも」侵入できると聞いたと、冗談めかした口調で付け足した。(c)AFP