【3月9日 AFP】世界選手権で7個の金メダルを獲得し、五輪でも100メートル2連覇を果たした陸上女子・短距離の女王、シェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce、ジャマイカ)が、妊娠を発表した。

 フレイザー・プライスは、自身のインスタグラムに写真を投稿。「人生の新しい一ページ。こんにちは、母親としての私!もうすぐ会えるね」と書き込み、赤ちゃんの絵文字と「母親2017、天からの授かりもの、プライスレスな旅」といったハッシュタグを添えた。

 2011年に結婚し、現在30歳となるフレイザー・プライスは、出産予定日について明らかにしていないものの、8月に行われる第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)まではすでに5か月を切っており、現実的に世界陸上の女子100メートル3連覇は難しくなった。

 フレイザー・プライスは、世界選手権では2013年大会で短距離3冠を達成し、2009年大会と2015年大会でも100メートルと4×100メートルの2冠を達成。五輪では2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪で100メートルを制し、2016年のリオデジャネイロ五輪では銅。200メートルはロンドンで銀を、4×100メートルリレーはロンドンとリオの2大会で銀メダルを獲得している。(c)AFP