黒人のオスカー受賞目立った陰で女性とその他の非白人は排除 ハリウッド
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■女性の主役作品は3割未満、中東系俳優はテロリスト役に
アカデミー賞だけの問題ではない。ヒスパニック系やアジア人、米国の先住民は、業界全体で最も人数が少なく、一方で中東系の俳優はテロリストの役に起用されることが多い。
女性に対する差別はより大きな問題となっている。2015年に公開、放映された映画やテレビ番組を分析したUCLAの報告書によると、女性の主役はわずか29%、女性監督による作品は7.7%にすぎなかった。
こうした問題の根底には、映画会社やテレビ局、番組制作会社などの経営陣のみならず、ハリウッドの数多くのキャスティング事務所における同質性が非常に高いことが挙げられると、活動家らは指摘している。
ハント教授は、作品制作の決定権を握る立場の人間が白人男性ばかりなら、必然的にゴーサインを出すのも自分たちに近いプロジェクト──つまり、アクション映画でもSFでもスーパーヒーロー物でも、出演者とスタッフは自分と同じような白人男性ばかりになると主張する。
業界で多様性への取り組みが進んできているという考えに懐疑的な人々は、映画会社の経営陣を占める白人男性たちが、多様性という名の下で自分たちの非を認めて他の人々にチャンスを与えるよう呼び掛けることはほとんどないと指摘する。