【3月6日 AFP】「どれい船にのって(The Slave Dancer)」など児童文学の名作で知られる米作家ポーラ・フォックス(Paula Fox)さんが死去した。93歳。見捨てられることや喪失を率直な筆致で描き出し、数々の文学賞を受賞した。

 娘のリンダ・キャロルバロー(Linda Carroll-Barraud)さんが米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に明らかにした。ニューヨーク(New York)・ブルックリン(Brooklyn)の自宅近くの病院で息を引き取ったという。

 1974年の「どれい船にのって」で、米国の最も優れた児童文学の著者に与えられるニューベリー賞(Newbery Medal)を受賞。同作では大西洋(Atlantic)をまたいで行われた19世紀半ばの奴隷貿易を題材とし、議論を呼んだ。

 長い作家人生の間に20作余りの児童文学作品を執筆したほか、大人向けにも6作品を発表している。1978年には児童文学に対する長年の貢献から「国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Award)」を授与された。(c)AFP