FCバルセロナのエンリケ監督、退任発表し「ほっとした」
このニュースをシェア
【3月4日 AFP】(訂正)16-17スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は3日、今シーズン限りで指揮官の座から退くと発表して自身の今後を明確にしたことで安堵したと語った。
エンリケ監督は、1日に行われたスポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)との一戦に6-1で大勝した後、カンプ・ノウ(Camp Nou)を3年で去ると明かした。
4日のセルタ(Celta de Vigo)戦を前に行われた記者会見でエンリケ監督は、「ある意味では、少しほっとした気分がある。われわれの持つ可能性や目標を考えると身震いするこのシーズン終盤戦に集中している」とコメントした。
バルセロナの指揮官として八つのタイトルを手にしたエンリケ監督だが、今年6月の契約終了を持ってクラブを去るという決断は、自分に多くを求める性分が具体化されたものだと明かした。
「監督としての流れはこうだ。連絡を断ったことはなく、長時間働きづめだ。普通のことではない。長年にわたって楽しみながら仕事をしている他の監督もいるが、私はそうではないんだ」
また指揮官は、ロッカールーム内での仲違いが退任に関係しているのではないかという見解に異議を唱えた。
「ロッカールーム内での関係性は完璧だ。今回の決断は個人的なものであり、その理由は先に言ったとおりだ」と休養が必要だと説明した。
「自分の姿勢や、この仕事に対する自分のやり方に後悔はない。改善すべき所は多くあるが、私は自分自身にとても批判的で、それが消耗した理由の一つだ」
バルセロナはリーグ戦ここ5試合を全勝としており、消化試合数は1試合多いものの2位レアル・マドリード(Real Madrid)に勝ち点1差をつけている。しかし、8日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)戦では、0-4で敗れた初戦から挽回を図るという大きな挑戦を控えている。
「この連勝を続けていきたいし、この流れをできる限り最高の形でPSGとの試合につなげたい」と、エンリケ監督は付け加えた。(c)AFP