【3月4日 AFP】米女優のジェーン・フォンダ(Jane Fonda)さん(79)が、英誌エディット(The Edit)のインタビューで、過去にレイプ被害に遭い、子ども時代には性的虐待被害も受けていたことを明らかにした。

 フォンダさんは、「私はレイプされたことがあります。子どもの頃には性的虐待も受けました。上司と寝るのを拒んで解雇されたこともあります。それは自分の責任だとずっと思いこんでいました」と語った。

 2度のアカデミー賞(Academy Awards)受賞経験を持ち、政治活動家としても知られるフォンダさん。インタビューは、今月8日の「国際女性デー(International Women's Day)」に合わせて行われた。

「レイプされても、それがレイプだったということすら理解していない若い女の子たちがいます。『自分の断り方が悪かったから』と考えてしまうのです。女性運動が成し遂げた偉業の一つに、(レイプや性的虐待は)私たちの責任ではないと気づかせてくれたことがある。私たちは暴行を受けたのであって、これは間違っている」(フォンダさん)

 記事では、フォンダさんに性的虐待を加えた人物については言及されていない。(c)AFP