【3月1日 AFP】米カリフォルニア(California)州南部リバーサイド(Riverside)の住宅街に2月27日、小型機が墜落し、搭乗者5人のうち3人が死亡、2人が負傷した。地元消防当局が28日、明らかにした。

 同機は27日午後、リバーサイド市営空港(Riverside Municipal Airport)の北東約800メートルの地点に墜落し、住宅2棟に衝突した。犠牲者数については当初、情報が錯そうし、当局は4人が死亡したと発表していた。

 米連邦航空局(FAA)は、墜落機がセスナ(Cessna)310だったと特定したものの、墜落原因は不明としている。

 ロサンゼルス(Los Angeles)の東約100キロに位置するリバーサイドのマイケル・ムーア(Michael Moore)消防署長はNBCに対し、犠牲者は全員同機の搭乗者だったと明かした。

 ムーア署長が地元紙プレスエンタープライズ(Press-Enterprise)に語ったところによると、搭乗していたのは操縦していた女性とその夫、さらに10代の若者3人の計5人。ムーア氏によると、負傷者の1人は重体となっている。もう1人の生存者は10代の少女で、機体から脱出し「ごく軽傷」を負ったという。

 同機が墜落した住宅2棟は全壊し、近接する他の家屋も損壊したが、地上で大きなけがをした人はいなかった。現場となった家の中にいて軽いやけどを負った男性はNBCに対し、恐怖体験を回想。座ってクロスワードパズルをしていたところ、すぐそばに小型機が墜落し、「逃げなければ死んでしまうと思った」と語っている。(c)AFP