【2月28日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2017)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)王者で大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、フランスのブノワ・ペール(Benoit Paire)からストレート勝ちを収め、約1か月ぶりの実戦でも不安な様子をほとんど見せなかった。

 大会最多記録となる8度目の優勝を目指すフェデラーはこの日、精神的に波を抱えるペールを6-1、6-3で一蹴。ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破り、自身18度目の四大大会(グランドスラム)優勝を成し遂げた先月の全豪オープン決勝以来となった試合を白星で飾った。

 ペールとの対戦成績を4勝0敗とした35歳のフェデラーは試合後、「自分のプレーには満足している。攻撃的でいられることができた。これ以上ない1回戦になった」と語った。

「いくつかブレークポイントはあったが、1回戦にしては非常に良いリターンができていた」

 大会が開催されているアラブ首長国連邦(UAE)に練習拠点を置き、今年で13回目の参戦となるフェデラーはまた、「(膝の手術で)去年は出場できなかったが、これまで何年間もここでプレーしてきたし、大会としての成長も見届けてきた」と話した。

「特にオーストラリアの後ということもあり、ファンも私も自分自身がコートに復帰するのが、どれだけ特別なことか理解している。素晴らしい歓迎を受けたと思う」

 同日行われたその他の試合では、第4シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が世界199位でワイルドカードのモハメド・サフワット(Mohamed Safwat、エジプト)に6-4、6-3で快勝。第6シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)も、ロシアの新鋭カレン・カチャノフ(Karen Khachanov)を6-1、7-6(7-4)で下し、順当に2回戦へ駒を進めている。(c)AFP