【2月27日 AFP】16-17フランス・リーグ1は26日、第27節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は5-1でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との伝統の一戦「ル・クラスィク(Le Classique)」に大勝した。

 この日のマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)には、ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)の復帰をはじめ、戦力アップを果たしたチームが因縁のライバルを優勝争いから蹴落とすところが見られるのではないかと、最多記録の6万5252人の観客が詰めかけた。

 ところがPSGは開始わずか6分、主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)の打点の高い折り返しから、逆サイドでノーマークになっていたマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")がヘディングシュートを決め、大歓声を送っていた本拠地のファンを黙らせた。

 するとここからPSGのゴールラッシュが始まり、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の今季公式戦35ゴール目などが決まると、最後はブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)がこの日のベストゴールを決めて大勝劇を締めくくった。

 国内3冠の可能性を残すPSGは、これで首位ASモナコ(AS Monaco)との勝ち点差を3に戻し、さらにニース(OGC Nice)を得失点差で上回る2位を守った。

 マテュイディは、「最初の15分から20分くらいは、相手がプレッシャーをかけてくるのはわかっていた。そこをうまく乗り切ることができた」と喜んだ。

「最高の勝利だよ。とにかく純粋に幸せだ。子どもの頃、こんな試合でプレーすることを夢見ていた。うれしいけど、これを続けていかなくちゃならない。他にも上位にはすごく良いチームがいるし、すごくおもしろい優勝争いになっている」 (c)AFP/Peter STEBBINGS