【2月25日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)が24日、2017年シーズンの新型車「MCL32」を発表した。

 チームが今季の選手権でライバル勢との差を縮める目標を掲げるなか、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)はマシンについて「速くて攻撃的」と自信をみせた。

 今季からベルギー出身の若手ドライバー、ストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)とともにレースに挑むアロンソは、3月下旬にオーストラリアで開幕する新シーズンが待ちきれない様子で、「これまで見たところ、『MCL32』は本当に期待が持てる。新しいレギュレーションに合わせて綿密に設計されていて、速くて攻撃的なマシンになっている」とコメントした。

 2005年と2006年に年間タイトルを獲得したアロンソはまた、昨季はチームがコンストラクターズで6位、自身もドライバーズ部門で10位に終わったことを受け、「今年は結果を残すことが目標であり、それを達成できると考えている」と語った。

 チームの本拠英国ウォーキング(Woking)でお披露目された今回の新型モデルは、長くなったノーズと幅広くなったタイヤが特徴的で、カラーリングもレトロなオレンジと黒が基調となっている。

 エリック・ブーリエ(Eric Boullier)レーシングディレクターも、チームの目標について、「前方を走っているチームとの差を縮めることだ」と明言した。

 マクラーレンは、ジェンソン・バトン(Jenson Button)が制した2012年の第20戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2012)以降、勝利に恵まれておらず、世界タイトルもルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が獲得した2008年から遠ざかっている。(c)AFP