【2月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)は23日、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督の解任を発表した。昨季は優勝オッズ5000倍の下馬評を覆し、奇跡のリーグ制覇を果たしたレスターだったが、今季は降格圏に勝ち点わずか1差の下位に低迷しており、指揮官は厳しい立場に置かれていた。

 解任に踏み切ったレスターのオーナーは声明で、65歳のラニエリ氏は133年に及ぶクラブの歴史で「最も成功した指揮官」としてキング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)を後にすると発表している。

「レスター・シティは今夜(23日)、トップチームの監督であるクラウディオ・ラニエリと決別することとなった」

「2015年7月に指揮官に任命されたクラウディオは、昨季フォクシーズ(Foxes、レスターの愛称)の133年に及ぶ歴史で最大の成功をもたらし、われわれは初めてイングランドの頂点に立った。彼がレスター・シティ史上最も成功した監督だということに疑問の余地はない」

「しかし、今季のリーグ戦ではプレミアリーグ降格の危機にさらされており、痛みを伴うことは分かっていたが、経営陣はクラブの利益を守るためにリーダーシップの変化が必要だと感じていた」

 今季25節を終えてわずか5勝のレスターは、リーグ戦では2017年に入ってから無得点が続いており、FAカップ(FA Cup 2016-17)では3部のミルウォール(Millwall FC)に敗れ、5回戦で姿を消している。

 22日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦第1戦では、敵地でセビージャFC(Sevilla FC)に1-2で敗れたものの、アウェーゴールを奪ったことで本拠地での第2戦に望みをつないでいた。

■「永遠に感謝」

 レスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ(Aiyawatt Srivaddhanaprabha)副会長は、ラニエリ氏の解任は現経営陣が下した中で最も厳しい決断だったと明かし、今季終了まで13節でプレミアリーグ残留の可能性を残す中ではいたしかたなかったとしている。

「キング・パワー(King Power)がレスター・シティのオーナーになって以来、約7年間で最も厳しい決断となった」

「クラウディオは素晴らしいクオリティーをもたらせてくれた。彼の熟練のマネジメント、強力なモチベーション、そして計算しつくされたアプローチはその豊富な経験に裏打ちされたものであり、われわれは彼がチームに与えてくれるものを常に信じていた」

「彼の優しさ、魅力、カリスマ性はクラブのイメージを一変させ、注目度は世界規模になった。われわれは彼の功績に永遠に感謝するだろう」

「昨季の偉業から今季の低迷はまったく予期していないものだった。シーズン開幕時、われわれの唯一にして最大の目標はプレミアリーグ残留だった。現在、われわれはその目標を遂げる戦いに直面している。残り13試合でチャンスを最大に生かすためには、変化が必要だと感じていた」 (c)AFP/Julian GUYER