【2月23日 AFP】米国でドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の仕事ぶりを評価しない有権者が55%に達することが22日、米キニピアック大学(Quinnipiac University)による最新の世論調査で明らかになった。就任後間もない現代の米大統領でこれほど低い評価は過去に例がないという。ただ別の調査によると共和党支持者の間では、トランプ氏と議会共和党が対立した場合はトランプ氏を支持する人が依然として多いことも分かった。

 キニピアック大の世論調査では、トランプ氏の仕事ぶりを評価すると答えた有権者は38%にとどまった。トランプ氏について「分別がない」と回答した有権者は63%、「正直ではない」とした人も55%に達した。

 今回の調査結果はトランプ氏の人気が落ち込んでいることを裏付けた形だ。同氏は4年の任期のうち数週間しかたっていない時点で、早くも政治的資本を消耗する恐れに直面している。

 一方、世論調査機関ピュー・ リサーチ・センター(Pew Research Center)が同日に発表した調査では、共和党員と共和党寄りの無党派層の52%は、ある問題でトランプ氏と議会共和党の幹部が対立した場合、トランプ氏を支持する可能性が高いという結果が出た。共和党幹部を支持すると回答したのは34%にとどまった。(c)AFP