【2月23日 AFP】ハンガリー政府は22日、2024年夏季五輪招致を目指していたブダペスト(Budapest)が立候補を取り下げると発表した。

 ハンガリーのオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相はこの日、「ブダペスト五輪開催に必要な一体感が失われ、招致可能性は全くなくなった」と述べた。

 ブダペストの撤退により、2024年夏季五輪の招致レースに残っているのはフランス・パリ(Paris)と米ロサンゼルス(Los Angeles)の2都市のみとなった。同五輪の開催地は、9月13日に行われる国際オリンピック委員会(IOC)総会で最終決定が下される。

 この日、ビクトル首相と会談したブダペストのイシュトバン・タルロス(Istvan Tarlos)市長は先日、招致撤退の是非を問う住民投票を求める反対派の動きを受け、「市民の意思を無視する」ことはできないと語っていた。(c)AFP