【2月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は22日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、レスター・シティ(Leicester City)は1-2でセビージャFC(Sevilla FC)に敗れたものの、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)のゴールで第2戦に望みをつないだ。

 セビージャがスペイン1部リーグで首位と勝ち点わずか3差の3位につけているのに対し、レスターはまさかのプレミアリーグ制覇を果たした昨季から一転、残留争いの渦中にあり、今回の試合はこれ以上ないほど対照的な状況にいるチーム同士の対戦となった。

 試合はセビージャが主導権を握る展開となり、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)とホアキン・コレア(Joaquin Correa)のゴールで順当に2-0のリードを奪った。

 対するレスターは、カスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)がコレアのPKを止めると、バーディーもチャンピオンズリーグ初得点を記録。敗れはしたものの、守護神の奮闘とエースのアウェーゴールで、3月14日に本拠地で行われる第2戦で逆転が狙える状態を保った。

 レスターのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、「諦めずに得点を奪えたのは大きい。力をくれるゴールだった。バーディーにようやくゴールが戻ったし、まだ勝負はわからない」とコメントした。

「相手の方が強いのはわかっている。彼らは強豪で経験も豊富だ。しかし、われわれには大きなハートがある」

 一方、セビージャのホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督は、圧倒的な格の違いを得点差に結びつけられなかったことを嘆いた。

「チャンピオンズリーグの試合で、両チームにこれだけ実力差があるのは考えづらい。チャンスも作ったし、展開には満足しているが、結果は残念だ。もっと得点を奪えていても不思議ではなかった」 (c)AFP