【2月20日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で先週末に発生した自爆攻撃による死者の数が、39人に増えたことが分かった。救助隊員らが20日、明らかにした。今回の事件は、今月8日にモハメド・アブドラヒ・モハメド(Mohamed Abdullahi Mohamed)新政権が発足して以来、初めての自爆攻撃となる。

 自動車を用いた自爆犯は19日、モガディシオ南部ワダジール(Wadajir)地区の市場を襲い、複数の買い物客、売店、車両が爆発に巻き込まれた。

 救急当局は19日の段階で、爆発により少なくとも20人が死亡したと発表していたが、当局者が20日に明らかにしたところによると、39人が死亡し、27人が負傷したという。

 これまでのところ犯行声明は出されていないが、自爆攻撃は国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)がよく用いる手法とされており、またアルシャバーブは新政権に対する「残忍な戦争」を仕掛けると宣言していた。(c)AFP