【2月17日 AFP】ラグビー元ニュージーランド代表のダン・カーター(Dan Carter)が、フランスの首都パリ(Paris)市内で飲酒運転により車両を止められた。16日、地元警察の関係者が明かした。

 ラグビーW杯(Rugby World Cup)で2度の優勝を誇り、現在フランスリーグ、トップ14の王者ラシン92(Racing 92)でプレーするカーターは、15日夜にパリ17区で検査を受けた。

 カーターはフェイスブック(Facebook)で「大きな判断ミスがありました。クラブやファン、そして何よりも家族を落胆させてしまいました。警察や裁判所の手続きに応じていき、その結果に直面しなくてはなりません。誰も傷つけずにすんだのは幸いでした。申し訳ありません」と投稿している。

 芸能誌クローザー(Closer)の記事によると、その結果34歳のカーターのアルコール血中濃度が1リットル当たり0.8グラムだったことが確認されたが、拘束も逮捕もされず、後日警察署に出頭することになっている。アルコールレベルが基準値をわずかに上回っていたことから、カーターは6点の減点を科されることになるとみられているが、仮に起訴された場合、4500ユーロ(約54万円)の罰金か禁錮2年の刑が科される可能性がある。

 ワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀選手賞に通算3度選出されているカーターは、史上最高のスタンドオフとして評価されており、2015年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)では、2011年大会に続いて優勝を経験。オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)として112試合に出場し、テストマッチ歴代最多の1598得点を記録している。(c)AFP