【2月16日 AFP】サッカーカンボジア代表で、国内では「カンボジアのメッシ」の異名を持つチャン・ワタナカ(Chan Vathanaka)が14日、Jリーグ3部(J3)の藤枝MYFC(Fujieda MYFC)への入団会見に臨み、チームの上位進出に貢献したいと意欲を語った。

 カンボジア人初のJリーガーという画期的な移籍を勝ち取り、2017年末までの1年間の期限付きで藤枝MYFCと契約を結んだワタナカは、新天地の冬の寒さに少し驚きながらも、できるだけ早く日本でのプレーに慣れたいと話した。

「日本は少し寒いですね。まだわからないことだらけですが、Jリーグでのプレーからたくさんのことを学び、チームの勝利に貢献したいです。それが一番の目標です」

 ボンケット・アンコール(Boeung Ket Angkor)から藤枝MYFCに加入した23歳のカンボジア代表は、2013年にフル代表デビューを飾ると、以後28試合に出場して10ゴールを決めている。

 リーグ草創期には、元ブラジル代表のジーコ(Zico)氏や元イングランド代表のギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏らビッグネームを集めていたJリーグだが、アジアの覇権を譲り渡して久しく、2016年にフッキ(Hulk)やアレックス・テシェーラ(Alex Teixeira)を呼び寄せた中国スーパーリーグの前に影が薄かった。(c)AFP