【2月14日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は13日、トルコ政府は「テロリスト」のいない「安全地帯」をシリア北部に設立することを求めていると述べた。トルコは先週末、同盟関係にあるシリア反体制派と共に、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点であるシリア北部アルバブ(Al-Bab)に進攻している。

 訪問先のバーレーンでテレビ演説を行ったエルドアン大統領は「われわれの目標は少なくとも4000~5000平方キロのテロリズムのない地域、安全地帯(の設立)だ」と述べ、飛行禁止空域の設定も必要だとの考えを示した。

 トルコはシリア難民受け入れの負担を軽減するため、繰り返しそのような地域の設立を求めていた。米メディアは先月末、「安全地帯」の設立計画を90日以内に立案するよう米国防総省が命じられる見込みだと報道。トルコ政府は注意深く見守るというコメントを出していた。(c)AFP