【2月14日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と訪米中のジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)カナダ首相は13日、ホワイトハウス(White House)で首脳会談を行った。その後行われた共同記者会見では難民の受け入れめぐる両首脳の考えの違いが鮮明となった。一方で貿易政策については過激な発言は聞かれなかった。

 両首脳は記者会見で互いを直接的に批判することはなかったが、トランプ氏によるイスラム圏7か国出身者らの入国を禁止する大統領令については意見の違いがあらわとなった。

 トランプ氏は、物議を醸している大統領令について「常識的なものだ」と擁護した。また記者からカナダとの国境線がしっかりと守られているかと問われたトランプ氏は「完全に自信を持つことはできない」と述べた上で、国土安全保障省による移民の取り締まりが機能していると強調した。

 貿易政策についてトランプ氏は「われわれはカナダと非常に優れた貿易関係を持っており、微調整していくつもりだ。両国の利益になるようなことをする」と述べた。(c)AFP/Andrew BEATTY, Jerome CARTILLIER