【2月14日 AFP】12日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のボタフォゴFR(Botafogo FR)とフラメンゴ(Flamengo)の試合前に、暴動が発生してファン1人が射殺され、7人が負傷した。地元警察が発表した。

 半年前にリオデジャネイロ五輪の陸上競技が行われたニウトン・サントス・スタジアム(Estadio Nilton Santos)で、今回のダービーマッチのキックオフ前に暴動が起きて、28歳の男性が胸を撃たれて死亡した。警察の情報によれば、負傷者のうち1人は重傷で、発砲があったのは車の中からだったという。

 ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)市内の各警察署では、前週に警察官の家族が待遇改善などを訴えて以降、混乱に見舞われている。

 一部の警察署で行われているストライキが治安維持を妨げてはいないとしながらも、当局は13日、社会的な混乱が試合当日の警備体制に「影響を与えた」と述べた。

 地元メディアは、試合に配備された警察官は必要な人数をはるかに下回っていたと報じている。(c)AFP