【2月14日 AFP】(更新、写真追加)国連安全保障理事会(UN Security Council)は13日、非公開の緊急会合を開き、北朝鮮が12日に実施した弾道ミサイル発射を非難するとともに北朝鮮に「さらなる重大な措置」を取ると警告する声明を全会一致で採択した。

 声明は米国が起草し、北朝鮮のミサイル試験発射を安保理決議に対する「重大な違反」と断じる内容。採択には北朝鮮の同盟国である中国も同意した。

 北朝鮮が新型ミサイルの試射に成功したと発表したことを受け、日米韓3カ国は安保理の緊急会合の開催を要請していた。

 米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は声明で「われわれは安保理のすべての理事国に対して、こうした(ミサイル)発射は容認できないということをあらゆるリソースを用いて北朝鮮の体制とその支援者に明確にするよう呼び掛ける」と表明。「われわれの言葉ではなく、行動によって北朝鮮に責任を取らせる時だ」と強調した。

 同日これに先立ち、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、北朝鮮のミサイル試射に関連し「そのひどさや深刻さを多くの人が分かっていない問題をわれわれは抱えている。明らかに北朝鮮はとても大きな問題だ」と指摘。その上で「それに断固対応していく」と言明した。

 訪米中のカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相との共同記者会見で語った。北朝鮮によるミサイル発射はトランプ大統領が就任してから初めて。(c)AFP