【2月6日 AFPBB News】醤油(しょうゆ)ベースのラーメンに、惜しみなく盛り付けられるのは、薫製チャーシュー、九条ねぎ、そして甘い「チョコレート」。東京を中心に展開するラーメンチェーン「麺庄(MENSHO)」は一部店舗でバレンタインデーの14日まで、1日20杯限定で「チョコラーメン」を販売する。

 常連客との会話から着想を得たというチョコラーメンは、今年ですでに10年目。「前年の反省を生かし、毎年改善してきた。10年かけて研ぎ澄まされたチョコラーメンは、かなり完成度が高いと思う」と麺庄代表の庄野智治(Tomoharu Shono)さんは自信たっぷりだ。

 今年は、薫製豚、ねぎ、こしょうなど、あえてパンチの効いたトッピングを選び、「チョコと戦わせた」のが特徴。顧客の反応も上々で、開店1、2時間でほぼ売り切れてしまうほどの人気ぶり。「トレンディーな方が多い。エンターテインメントな食事として、楽しむために来る」

 創作ラーメンが好きでよく来店するという大学生の野口博史(Hiroshi Noguchi)さん(19)は「怖いもの見たさで来る。たしかにチョコの味だが、絶妙にラーメンと調和している」と箸が止まらない様子。SNSでチョコラーメンを知り、駆けつけたという会社員の井上勇樹(Yuki Inoue)さん(36)も、「甘くないかと思ったが、チョコは本当に甘い。でも醤油味が濃いので、まろやかになっておいしい」と満足げに店を後にした。(c)AFPBB News