【2月4日 AFP】米ラッパーのエミネム(Eminem)が、3日に発売された米ラッパー、ビッグ・ショーン(Big Sean)のニューアルバムにドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を激しく批判するラップを提供していることが分かった。

 エミネムがラップで政治を批判するのは今回が初めてではない。昨年11月8日に行われた米大統領選の数週間前には8分に及ぶフリースタイルラップを発表し、トランプ氏を痛烈に批判していた。

 共にデトロイト(Detroit)で育ったエミネムとビッグ・ショーンは「No Favors(ノー・フェイバーズ)」の中で、貧困の環境に育ったことを誇る一方で、世界が向かう方向に疑問を投げ掛けている。エミネムは、トランプ大統領とその政権に公然と反対し、トランプ氏の選挙運動を支えた人種的な動力などを非難。また、過激な発言で知られる保守派のコメンテーター、アン・コールター(Ann Coulter)氏に対しては特に辛辣(しんらつ)なラップで皮肉っている。

 エミネムは、2013年以来となる自身のニューアルバムの制作に取り掛かっていることを明らかにしている。(c)AFP