【2月4日 AFP】陸上男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が参戦するチーム対抗戦、ニトロ・アスレチックス(Nitro Athletics)が4日にオーストラリアで開幕するのを控え、陸上界では同国で人気の高いクリケットのように大成功を収めることを期待している。

 今年から新設された国際陸上大会のニトロ・アスレチックスは、メルボルン(Melbourne)で9日と11日にも開催されることになっており、伝統にとらわれない競技イベントとして中距離、ハードル、そしてリレーなどの種目が行われる。男子100メートル世界記録保持者のボルトは3日、「大会をより一層盛り上げていきたい。われわれの姿に観客がどう反応するのか楽しみにしている」とコメントした。

 一日につき12種目が行われるこの大会には、エリミネーション・マイルと呼ばれるレースも含まれており、各周回で最も遅かった走者が計3人脱落していく。また、60メートル、150メートル、2×300メートルなどの種目では、各チームの男女が走りポイントが加算されていく。

 リオデジャネイロ五輪で男子400メートルハードルを制したカーロン・クレメント(Kerron Clement、米国)や、スプリンターのアサファ・パウエル(Asafa Powell、ジャマイカ)らとともに観客の関心を集めるボルトは、「素晴らしい大会になると思う。トゥエンティ20(Twenty20)方式のクリケットのようにね」と意気込んだ。

 ニトロ・アスレチックスは、ボルトがリーダーを務める「ボルト・オールスターズ」を筆頭に、オーストラリア、中国、日本、英国、そしてニュージーランドによるチーム対抗戦となっている。

 英国のキャプテンで2008年北京五輪の女子400メートルで金メダルを獲得したクリスティーン・オールグー(Christine Ohuruogu)は、「最低の年が続くなかで、この革新的な大会に出場する勇気を示した皆さんに敬意を表します」と語った。

 オーストラリアでは、トゥエンティ20方式によるクリケットのKFCビッグ・バッシュ・リーグ(KFC Big Bash League)が人気を博しており、今季も家族や若者の関心を集めて観客動員数とテレビ視聴率が記録的な数字に上った。豪クリケット委員会(Cricket Australia)によれば、観客数は1試合平均3万114人を記録したとされている。(c)AFP