【2月3日 AFP】元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)が2日、ルマン24時間レース(Le Mans 24 Hour Race 2017)に参戦することが分かった。バリチェロは1988年にジャガー(Jaguar)でルマンを制したヤン・ラマース(Jan Lammers)とともに、オランダのチームで参戦することになる。

 同じく元F1ドライバーだったラマースは、英オートスポーツマガジン(Autosport magazine)に対し、「私にとって23回目、レーシングチーム・ネザーランズ(Racing Team Netherlands)にとって最初のルマンのエントリーが受理されたと聞いて喜んでいる」とコメントし、「ルマンにブラジルの風味を加えられることをとても誇りに思う」と付け加えた。

 ダラーラ(Dallara)のLMP2でレースに臨む両ドライバーは、すでにテスト走行を開始している。

 現在44歳のバリチェロは、フェラーリ(Ferrari)などで活躍し、通算11勝の成績を残して2011年にF1を退いた。ルマン出場は今回が初めてとなるが、3度目の出場となった昨年のデイトナ24時間レース(Daytona 24 Hour)では2位に入っている。

 今年85回目を迎えるルマンだが、昨年10月にアウディ(Audi)は、電気自動車(EV)で競う選手権「フォーミュラE(Formula E)」に注力する方針のため、耐久レースから撤退すると発表している。

 2000年から2014年にかけてアウディは13度優勝しているが、過去2大会はポルシェ(Porsche Team)が優勝している。(c)AFP