【2月1日 AFP】(更新、写真追加)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は1月31日、欠員となっている連邦最高裁判所の判事に保守派のニール・ゴーサッチ(Neil Gorsuch)連邦控訴裁判事(49)を指名した。上院で承認されれば、最高裁判事の構成は再び保守派が優位となる。

 連邦最高裁は9人で構成し、保守派のアントニン・スカリア(Antonin Scalia)判事が昨年2月に死去してから空席のままとなっている。

 ゴーサッチ氏は2006年からコロラド(Colorado)州デンバー(Denver)の連邦巡回控訴裁の判事を務め、米憲法の厳格な解釈を好むことで知られる。

 トランプ氏はホワイトハウス(White House)で「上院で(指名が)承認され次第、素晴らしい判事になるだろう」と述べた。就任が認められれば、最近では最も若い最高裁判事となる。

 連邦最高裁は人工妊娠中絶からジェンダー(文化・社会的性差)に関わる問題、銃規制まで、米国の生活や法律の最もセンシティブな問題について最終的な判断を下すため、今回の人事は大きな注目を集めていた。(c)AFP