【1月31日 MODE PRESS】昨年7月に「ディオール(Dior)」の新アーティスティック・ディレクターに就任したマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、同ブランドの作品を娘のレイチェル(Rachele)や彼女の友達、彼女たちのライフスタイルからの着想を取り入れ、より「現代的」な路線にしたいという。

 マリアはファッション誌「ヴォーグ(Vogue)」に対して、「もちろんディオールのこれまでの伝統は重要ですが、ブランドをさらに前進させ、着やすい服を目指しています。女性がどのように服を着こなすか、どのようにハイとローアイテムを混ぜるかを想像しています。例えば、ジャケットとジーンズを合わせたり、美しいドレスにレザージャケットを合わせたりしたいのです」とアイディアを明かした。

「ディオールは女性らしさの象徴ですが、そのイメージは50年代のままです。女性らしさというのは50年代に完成したものではなく、現代的なものであっても構わないはずです。参考にしているのは現代の女性で、私の役割はこれからの女性たちを理解することです。娘をよく見て、彼女の身に着けているもの、彼女の友人が着るもの、彼女のライフスタイルや考え方を観察して参考にしています」と、コレクションのミューズについても語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS