【1月30日 AFP】マレーシア沖で発生した中国人観光客5人とマレーシア人乗組員1人が行方不明となっている船の沈没事故で、救助隊は30日、捜索範囲を拡大した。またこの事故で、船長1人と乗組員1人が救出義務を怠った容疑で警察に拘束された。

 沈没した双胴船は春節(Lunar New Year、旧正月)の初日にあたる28日、ボルネオ島(Borneo Island、別名:カリマンタン島、Kalimantan Island)北部サバ(Sabah)州コタキナバル(Kota Kinabalu)を出航した後に沈没。海上と上空から400平方カイリの範囲にわたって捜索が行われ、中国人観光客20人が救助されたが、3人が死亡した。29日に救助された観光客らはライフジャケットを身に着けたまま、ボートに積まれていた物に数時間必死にしがみついていたという。

 同日、生存者が発見される前に沈没した船の船長と乗組員も近くの島で発見されたが、救出義務を怠った疑いで拘束された。警察幹部はAFPの取材に対し「3人が死亡している。様々な角度から調査を行う必要がある」と述べたが、詳細には触れなかった。

 船はダイビングスポットとして有名な観光地ムンガルム島(Pulau Mengalum)に向かっていたが途中で行方不明になり、船の所有者が28日午後に警察に届け出た。船長は、大波が来て船は壊れて沈んだと述べている。(c)AFP/Satish Cheney