【1月29日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は28日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と電話会談した。米ホワイトハウス(White House)は冷戦(Cold War)以降最悪の水準に冷え込んでいる米ロ関係の改善に向けて「有意義な出発点」になったと評価した。

 トランプ政権がプーチン大統領からの「祝いの電話」と表現した1時間にわたる電話会談で、両大統領は対イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」での協力について議論した。

 ホワイトハウスの声明は、建設的な電話会談は修復が必要な米ロ関係の改善に向けた「有意義な出発点」になったと書かれている。

 ホワイトハウスの発表に先立ちロシア大統領府は、両大統領は「対等な」両国関係を発展させ、対ISでの「真の協力」を確立させることで合意したと発表していた。

 ロシア大統領府はこの電話会談を「建設的な」やりとりと評し、両大統領はイラン核合意からウクライナ紛争、イスラエル・パレスチナ紛争、朝鮮半島情勢、貿易問題まで多岐にわたって議論したと述べた。電話会談での最優先の話題は「国際テロリズムとの戦い」だったという。また両大統領は直接会談したいとの希望も表明した。(c)AFP