【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は24日、女子シングルス準々決勝が行われ、ココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe、米国)が大会第7シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を6-4、6-0で破り、四大大会(グランドスラム)では自身初の準決勝進出を決めた。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)でムグルサを圧倒したバンダウェイは次戦、第13シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)と対戦する。36歳のベテランはこの日行われたもう一方の準々決勝で、アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)にストレート勝ちしている。

 ツアー屈指の身長1メートル85センチを誇る25歳のバンダウェイは試合後、「あまり調子がいいわけではなかった。緊張していた」としたうえで、「でもプレッシャーを与え続けたし、彼女も最終的に崩れた。ひとたび第2セットに入れば、だれにも止められない貨物列車のようだった」と語った。

 2015年に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)でのベスト8を更新し、グランドスラムでの最高成績を更新した世界35位のバンダウェイだが、これまでは安定性に欠くといわれ、昨季最後の10試合では7敗を喫していた。

 しかし、武器とするビッグサーブと強力なグランドストロークは、球足の速い今大会のサーフェスに適しており、4回戦では世界ランキング1位のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を撃破するなど、ここまで素晴らしい成績を残している。(c)AFP/Martin PARRY