【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は第17シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に7-6(7-4)、4-6、1-6、6-4、3-6で敗れた。

 フルセットの激闘の末惜しくも準々決勝進出を逃した錦織は、四大大会(グランドスラム)通算17勝のフェデラーは以前と比べても変化がなかったという。

 グランドスラム初優勝を目指していた27歳の錦織は試合後、膝の故障のため6か月にわたって実戦を離脱し、世界ランキングも17位まで低下したフェデラーについて「今も攻撃的にプレーしている。きょうは彼のサーブが良かった。とくに(これまでと)違いはなかったと思う。彼は再びいいテニスをしていたと感じる」とコメントした。

 トップシードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が敗退したことを受け、2012年以来となるグランドスラム優勝を目指す35歳のフェデラーの視界は広がっている。

 試合中2度にわたって左臀部(でんぶ)に治療を要求した錦織は「フィジカル的には大丈夫。このような形で負けるのは非常に残念だ。とくに良い出だしが切れていたから」としたうえで、「少し息を吹き返させてしまったと思う。彼はいいテニスをしていた。特に中盤の第2セットと第3セット。もしかしたら、第5セットで立ち返るチャンスがあったかもしれないけど、彼があまりにも強すぎた」と勝者をたたえた。(c)AFP