【1月22日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)新大統領就任を祝う20日夜の舞踏会で、新ファーストレディーのメラニア(Melania Trump)夫人は、優美なクリーム色のドレスを着用し、ファッション愛好家の話題をさらった。

 大胆に太ももの高さまでスリットを入れ、肩を露出したドレスは、新鮮でモダン、エレガントながら控えめとの高評価を受けた。メラニア夫人に対しても、その着こなしに加え、比較的認知度が低いニューヨーク(New York)のデザイナー、エルベ・ピエール(Herve Pierre)氏のドレスを選んだ独創性を称賛する声が上がった。

 2009年、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)前大統領夫人にドレスのデザイナーとして選ばれたジェイソン・ウー(Jason Wu)氏が一躍有名となったように、ピエール氏も今後、知名度を上げる可能性が高い。

 元モデルのメラニア夫人はこれまで、米国のデザイナーよりも欧州の高級デザイナーを好んでいると批判されていたが、トランプ氏就任日の服装でそうした批判の声をいくぶんかわすことができた。

 先に行われたトランプ新大統領の就任宣誓式では、米国の有名デザイナー、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)に特別注文したパウダーブルーのスーツを着用。ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領の妻ジャクリーン(Jacqueline Kennedy)夫人をほうふつとさせる装いと絶賛された。ジャクリーン夫人は米国史上最も洗練されたファーストレディーの一人とされ、メラニア夫人も過去に憧れを語っていた。(c)AFP