【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は19日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第9シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)を6-3、6-1、6-3で下し、3回戦へ進出した。

 けがに悩まされた昨シーズンを乗り越え、試合時間2時間12分でバグダティスを退けたナダルは次戦、19歳の新鋭アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と対戦する。

 同日行われた試合では、世界2位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がデニス・イストミン(Denis Istomin、ウズベキスタン)に敗れる波乱が起きた。

 ドローでジョコビッチと同じ山にいるナダルは3回戦へ向けて「将来世界1位となり、四大大会(グランドスラム)の王者になる可能性を秘めた選手を相手にする質の高い試合になるだろう」とコメント。また、2009年の同大会決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ってタイトルを獲得した元王者は、「今はけがもない。これ以上何も望めない」と付け加えた。

 2006年の全豪準優勝者バグダティスに対し、16本のフォアハンドウイナーをたたき込んだナダルは試合後、ツアー離脱後に必要なのは「勝つこと」だとしたうえで、「ここまでは非常にうまくいっている。とても良いハードワークが多くできているし、練習も高いレベルでできている。だから、コートに上がるときは毎回チャンスがあると思っているし、自分がすることには、より自信を持てるようになった」と語った。(c)AFP