【1月16日 AFP】反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd)」は15日、南極海(Antarctic Ocean)で日本の調査捕鯨船が捕獲したミンククジラを捉えた写真を公開した。シー・シェパードは、国際司法裁判所(ICJ)が2014年3月に調査捕鯨の中止を命じて以来、日本による捕鯨が記録されたのは初めてとしている。

 シー・シェパードが公開したのは、調査母船「日新丸(Nisshin Maru)」の甲板に引き揚げられた、ミンククジラ1頭の死骸の写真。撮影に当たったヘリコプターが近づくと、乗組員たちは死骸にシートをかけ始めたという。

 シー・シェパードの主力抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号のウィアンダ・ルブリンク(Wyanda Lublink)船長は声明で、「日本の乗組員たちが甲板にあった銛(もり)や死んだミンククジラを隠したのは、自分たちが間違ったことをしていると分かっているからだ」と主張した。(c)AFP