【1月12日 AFP】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、排ガス規制逃れ問題で刑事上の罪3件を認め、総額43億ドル(約5000億円)の罰金と民事制裁金を支払うことで米当局と和解した。米司法省が11日、発表した。

 同省によると、同社は排ガス規制を逃れる装置をディーゼル車に搭載したことで、米国に対する詐欺行為と大気浄化法(Clean Air Act)違反を共謀した罪に問われている。

 同社は罰金として28億ドル、民事制裁金として15億ドルを支払う。同社はこれに先立ち、自動車の所有者やディーラー、環境規制当局との間で175億ドルの支払いに合意しており、今回の和解により同社の支払額はさらに増加することになる。(c)AFP