【1月11日 AFP】アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は10日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に踏み切ったとしても、米軍は必ずしも迎撃しないとの認識を示した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は今月1日に発表した「新年の辞」で、「ICBM発射実験の準備が最終段階に入った」と表明していた。

 20日に退任するカーター長官は最後の記者会見を行い、北朝鮮のICBMについて「脅威となるなら迎撃する」と説明。一方で「脅威とならなければ必ずしも迎撃しない。迎撃装備を温存し、発射実験の情報を収集する方がわれわれにとって得策かもしれない」と語った。(c)AFP