【1月8日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2016-17)は7日、3回戦の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)はまたしても終了間際にオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が得点を記録し、2部プレストン・ノースエンド(Preston North End)を2-1で退けた。

 アーセナルは3-3で引き分けた3日のボーンマス(AFC Bournemouth)戦でも、ジルーが終了間際に挙げた貴重なゴールで同点に持ち込んでいたが、この日もジルーの得点で逆転勝利を収めた。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、この試合でゲームキャプテンを務めた同じフランス出身のジルーをたたえ、「このところ、彼は何度もゴールを決めている。全員がチームに貢献しているし、11人で戦っているわけではないことを感じている」と語った。

「彼は先月もゴールを重ねていたし、好調を維持している。キャプテンは持ち回りのような形にしたいと思っているので、きょうは彼を指名した。なかなか出場できず、思い通りにならない時期が長く続いていたが、それでも集中して練習に取り組み、主将の資質を見せていた。それがキャプテンを任せた理由だ」

 この日のアーセナルにはうれしい収穫もあり、ダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が短時間ながら途中出場を果たしている。膝の靱帯(じんたい)を痛めていたウェルベックは、約8か月ぶりの公式戦出場となった。

 ベンゲル監督も「最高の瞬間だ。これだけ長く離脱していたのだから、15分でも彼にとっては素晴らしいことだ。私としては迷いもあったが、本人は20分くらいなら脚が持つと考えていたようだ。もう少しでゴールという場面もあったし、良かったと思う」とコメントしている。

 試合には勝利したものの、カラム・ロビンソン(Callum Robinson)のゴールによる1失点で前半を切り抜けられたのが幸運にみえたほど、アーセナルの前半の内容は低調だった。

 それでも、チームは後半から一気に盛り返し、再開後1分と経たないうちにアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が同点ゴールを決めると、終了間際にジルーが決勝ゴールを奪い、苦しみながらも逆転勝利を飾った。

 ベンゲル監督は、ハーフタイムでチームに喝を入れたことを明かし、「たしかに怒った。われわれはトップレベルであるプレミアのチーム。それが前半は相手に圧倒され、プレストンにいくつもチャンスを作られた。この試合のペースに対応できていなかった。しかし、あのまま帰りたくはなかったし、敗退するのもいやだった」と述べた。(c)AFP/Ian WHITTELL