【1月9日 AFP】16-17スペイン1部リーグは8日、第17節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は1-1でビジャレアル(Villarreal CF)と引き分けた。

 バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)の終了間際の直接FKが決まって試合を引き分けに持ち込んだものの、首位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差はさらに開き、新年初戦の敗戦から立ち直るには至らなかった。

 試合はニコラ・サンソーネ(Nicola Sansone)のゴールで先制したビジャレアルが、そのまま2008年以来となるバルセロナ戦の勝利を収めるかに思われたが、メッシの終了直前のゴールに阻まれ、スポンサー契約締結を受けてスタジアム名がエル・マドリガル(El Madrigal)からエスタディオ・デ・ラ・セラミカ(Estadio de La Ceramica)に変わることが発表されたその日に、本拠地で勝利を飾れなかった。

 この引き分けで、ビジャレアルはアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と勝ち点1差の5位に後退し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場圏内から脱落している。

 一方、5日に行われたスペイン国王杯(Copa del Rey 2016-17)のアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦に敗れているバルセロナは、1試合消化の少ないレアルとの勝ち点差が5に広がった。

 チームを率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、国内テレビ局のモビスタープラス(Movistar +)に対して、「この試合を前向きに分析するのは難しい。われわれには勝ち点3が必要で、そして私の見る限り、勝ち点3にふさわしいプレーができていた」とコメントした。

 レアルがシーズン後半に大きく失速しない限り、バルセロナのリーグ優勝はかなり難しくなったが、それでもエンリケ監督は、優勝争いは十分に可能だと強調している。

「まだシーズンは半分残っているし、リーグを勝ち取るチャンスは必ず残っている。しかしそれには、一刻も早く勝利を取り戻すほかない。きょうのようなプレーを続けて、きょうとは違った結果を手に入れることだ」 (c)AFP/Kieran CANNING