【1月7日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2017)は6日、第5ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)がステージ優勝を飾るとともに、同じくプジョーのステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)が総合首位に浮上した。

 ボリビアのトゥピサ(Tupiza)からカーニバルで有名なオルロ(Oruro)までの全行程692キロメートル(スペシャルステージ447キロメートル)の今ステージは、豪雨に見舞われたため、スペシャルステージが219キロに短縮されて行われた。

 不安定な天候状況を示すかのように、雨で激流と化したトゥピサから塩湖で知られるウユニ(Uyuni)までの区間では、サポートのトラックが横転している写真も撮影されている。

 世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇るローブは、3日に行われた第2ステージから好調を維持。一時は約6分あった差を詰められたものの持ちこたえ、トヨタ(Toyota)のホアン・ナニ・ロマ(Joan Nani Roma、スペイン)を44秒差に抑え込んだ。しかし、この日を3位で終えたペテランセルが、ローブに1分09秒差をつけて総合首位に立っている。

 一方、2010年大会の覇者、プジョーのカルロス・サインツ(Carlos Sainz)は、第4ステージのアクシデントで車体が損傷したため、5大会連続の棄権となった。5日にはトヨタのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)も棄権している。

 二輪部門では、KTMのサム・サンダーランド(Sam Sunderland、英国)がステージ制覇を飾り、総合首位に浮上している。(c)AFP