【1月6日 AFP】米首都ワシントン(Washington D.C.)随一の高級住宅街とされるカロラマ(Kalorama)地区では、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任後、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人らとともに引っ越して来るという話ですでにもちきりだが、今度はドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領の長女イヴァンカ(Ivanka Trump)さん一家も、同地へ移り住む予定とのニュースが流れている。

 米国内の報道によるとイヴァンカさんと夫のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)氏は、オバマ一家が引っ越す予定の邸宅のすぐ近くにある物件を、次の住み家とすることに決めたという。2人は今月20日に就任予定のトランプ次期大統領の政治運営に、重要な役割を担うと目されている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、広さ6870平方フィート(約640平方メートル)というトランプ家の新居は寝室6室を備え、昨年12月に550万ドル(約6億4000万円)で売却されたという。ただ、イヴァンカさん夫妻がこの家を賃貸するのか、それとも購入したのかについては分かっていない。

 歴代の米大統領は任期終了後、ワシントンから別の土地へと移り住むのが普通だが、オバマ一家は次女サーシャ(Sasha Obama)さんが高校を卒業する2018年までワシントンに留まる意向を示している。

 オバマ一家が入居予定の住まいは寝室8室を備えたチューダー様式の建物で、評価額はおよそ600万ドル(約7億円)。報道によると一家は月々2万2000ドル(約255万円)で借りる予定だという。(c)AFP