【1月6日 AFP】トルコ西部イズミル(Izmir)の裁判所前で5日午後、自動車爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡した。現場では直後に銃撃戦も発生。当局は、非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」による犯行とみて捜査を進めている。

 ベイシ・カイナック(Veysi Kaynak)副首相は記者団に対し、死亡したのは警察官1人と裁判所職員1人だったと発表。さらにその後、警察と「テロリスト」との間で銃撃戦が起き、武装集団側の2人が殺害されたが、3人目の容疑者が逃走したため現在追跡中だと述べた。

 同国では4日前の1日、最大都市イスタンブール(Istanbul)のナイトクラブ「レイナ(Reina)」で39人が死亡する銃乱射事件が起きたばかり。逃走した実行犯の追跡は現在も続いており、国内では緊張が高まっている。この事件については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。

 当局によると、実行犯はウイグル系トルコ人だった可能性があり、5日にはウイグル系の複数の人物が身柄を拘束された。(c)AFP/Raziye Akkoc with Stuart Williams in Istanbul