【1月8日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2017)の主催者は7日、集中豪雨による水たまりやぬかるみが発生したことを受け、この日予定されていた第6ステージを中止した。

 6日夜から12時間以上雨が降り、ボリビアのオルロ(Oruro)からラパス(La Paz)間で予定されていた区間のほとんどが通行不可となったため、休養日を前に選手たちには予定外の休みが与えられた。

 アルゼンチンとパラグアイにまたがって行われた今大会の1週目は、気温40度といううだるような暑さの中で行われていた。しかし、6日の第5ステージで様相は一変し、天候悪化によりボリビア・トゥピサ(Tupiza)からオルロの一部区間は中止となっていた。

 四輪部門で総合首位に立ち、13度目の優勝を目指すプジョー(Peugeot)のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)は、「ボリビアでは2年前、われわれに雨が降り注いだ。昨年はきらめく陽光に照らされた。そしてまた雨だ。最初の6日間はまずまずだった。もう大惨事になっているのだから、次に何が起こるか見当もつかない」と語っている。

 ペテランセルは、世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇る、同じプジョーのセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)に1分9秒差をつけている。二輪部門ではKTMのサム・サンダーランド(Sam Sunderland、英国)が、2位に12分差をつけて首位を走っている。(c)AFP