ダカールラリー開幕、アルアティアがアクシデントに遭遇も首位発進
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【1月3日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2017)は2日、開幕を迎え、2度の総合優勝を誇るトヨタ(Toyota)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が、炎に見舞われたものの第1ステージを制覇した。
パラグアイのアスンシオン(Asuncion)からアルゼンチンのブエノスアイレス(Buenos Aires)までの、要求も高度も高い全長8800キロメートルの開幕ステージで、アルアティアは38.5キロのスペシャルステージを25分41秒で制した。
アルゼンチンのレシステンシア(Resistencia)に到着したアルアティアは、「フィニッシュまで十数キロのところで(コ・ドライバーの)マシュー(バウメル〈Mathieu Baumel〉)のシートから煙のにおいがして、少し火が出た。ゴールまでスピードを落として、フィニッシュまでなんとか乗り切った」と明かした。
アルアティアのマシンは、最終的にチームメートのジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)がけん引した。
2位には24秒差でフォード(Ford)のシャビエル・ポンス(Xavier "Xevi" Pons、スペイン)、3位にはさらに5秒差でトヨタのホアン・ナニ・ロマ(Joan Nani Roma、スペイン)が続いている。
世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇るプジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)は、55秒遅れの6位。そして、昨年大会優勝のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)はアルアティアから1分34秒遅れの12位となっている。
二輪部門ではシェルコTVS(Sherco TVS)のファン・ペドレロ・ガルシア(Juan Pedrero Garcia)がステージ優勝を飾っている。(c)AFP