【1月2日 AFP】米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で大みそかの夜に行われた恒例のカウントダウンイベントで、大物ゲストとして登場した米歌手マライア・キャリー(Mariah Carey)(46)が、音響トラブルにより歌が歌えず、全米の視聴者が見守る中で辛酸をなめさせられる一幕があった。

 大みそかから元旦にかけて行われたイベント「ディック・クラーク・ニュー・イヤーズ・ロッキン・イブ(Dick Clark's New Year's Rockin' Eve)」で司会のライアン・シークレスト(Ryan Seacrest)氏に紹介されたマライアは、「マライア・キャリー 2016年最後のビッグ・パフォーマンス」と銘打たれたステージへ向かった。

 しかし、大ヒット曲「エモーションズ(Emotions)」の冒頭から音響トラブルが発生。マライアは「明けましておめでとう。聞こえないわ」と言うと、明らかに当惑した様子で立ち尽くした。

 男性ダンサーたちがバックで踊り続ける中、マライアはいらついた様子でステージを行き来。途中、自分はまったく歌っていないのに、伴奏トラックに録音された声だけが聞こえている部分もあった。その後、「オーディエンスに歌ってもらうわね」と言ってあきらめた様子のマライアをよそに聴衆は盛り上がり続けた。

 ツイッター(Twitter)にはこのマライアの悲惨なステージをからかう投稿が相次いだ。当のマライアも1日、ツイッターに「しかめ面」の絵文字と一緒に「いまいましいことは起きるものね」と投稿。それでも「皆さんにとって幸せで健康な1年でありますように! 2017年はもっと話題を提供するわ」とけなげに書きつづった。(c)AFP