【12月30日 AFP】英イングランド(England)北西部にあるチェスター動物園(Chester Zoo)で26日、希少動物のロスチャイルドキリンの赤ちゃんが誕生し、同園はお祝いムードに包まれている。ケニアやウガンダ原産のロスチャイルドキリンの野生での生息数は、1600頭を下回るまでに減少している。

 チェスター動物園のフェイスブック(Facebook)には、母親の脚の間に立つ180センチの赤ちゃんの写真とともに、「初めて母親になったトゥーラが、ボクシングデー(クリスマスの翌日)に最高のクリスマスプレゼントを届けてくれました」とのメッセージが投稿された。

 ロスチャイルドキリンは主な生息地であるケニア北部のバリンゴ湖(Lake Baringo)の名を取って「バリンゴキリン」、また「ウガンダキリン」とも呼ばれている。同動物園によると、ロスチャイルドキリンは絶滅が最も懸念される種の一つで、野生での生息数は過去45年間に90%減少し、1600頭を切っているという。 (c)AFP