【12月26日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日夜、休暇で訪れたハワイ(Hawaii)で娘2人と一緒に「脱出ゲーム」に参加し、クリスマスの週末を楽しんだ。

 代表取材によると、オバマ大統領は長女マリア(Malia Obama)さん、次女サーシャ(Sasha Obama)さん、友人たちと共に、1時間の制限時間内に暗号を解読し謎解きをして閉じ込められた部屋から脱出する体験型アトラクション「ブレークアウト・ワイキキ(Breakout Waikiki)」に挑戦したという。

 脱出ゲームは、アジア各国で人気を博した後、米国に上陸し大流行中。ブレークアウト・ワイキキの公式サイトの説明には、「ゴールは簡単。60分以内に現実世界の密室から脱出するだけだ」「暗号を解読しろ。直感を信じろ。謎を解け。制限時間内に脱出できるか、自分の能力を試せ」とある。

 オバマ親子は、どうやら脱出能力の証明に成功したようだ。

「(オバマ大統領と娘たちは)大声を上げたり、叫んだりして楽しんでいた。残り12秒で脱出に成功した」と、ブレークアウト・ワイキキを経営するマクレガー・グリーンリー(MacGregor Greenlee)氏はニュースサイト「バズフィード(BuzzFeed)」に語っている。

 グリーンリー氏はまた、オバマ親子の脱出ゲーム参加について「正直に言って、全く知らなかった。100%予期せぬ出来事だった。予約名もオバマではなかった」「(ゲーム開始)1時間前に米大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)が現れたんだ」とも話した。

 無事に密室から脱出したオバマ親子はその後、地元名物のかき氷に舌鼓を打ちつつ、予想外の訪問に驚いた人々と握手を交わしていた。(c)AFP