【12月23日 AFP】(写真追加)ドイツの首都ベルリン(Berlin)でクリスマス市にトラックが突っ込み12人が死亡した事件で、容疑者として指名手配された24歳のチュニジア人の男がイタリアのミラノ(Milan)で23日、警察に射殺された。伊メディアが報じた。

 治安筋の話として伊メディアが報じたところによると、独当局によって指名手配されていたチュニジア国籍のアニス・アムリ(Anis Amri)容疑者は同日午前3時ごろ、通常の身分証確認のために車両の停止を命じられた。そこで同容疑者が銃を取り出したため銃撃戦となった末、容疑者は射殺された。

 アムリ容疑者は19日にベルリンで起きたクリスマス市へのトラック突入事件以来、行方をくらましていた。

 アムリ容疑者はイタリアと関連があった。祖国のチュニジアから2011年にイタリアに到着。直後に難民施設で火災を起こして有罪となり、刑務所で服役した。2015年に釈放された後、ドイツに入ったが、今年、難民申請を却下されていた。(c)AFP