【12月22日 AFP】来年1月に開催される全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)の賞金総額が、前年比14パーセント増の5000万豪ドル(約42億6000万円)、また男女シングルスの優勝者はそれぞれ370万豪ドル(約3億1500万円)を手にすることになった。大会主催者が21日、発表した。

 1回戦敗退でも5万豪ドル(約426万円)が与えられるなど、大会史上最高となる賞金総額について、主催者のクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は、「特に重要視したのは、早期敗退者や予選通過者への賞金を増やすことでした。今年はこれまで相当の収益が出ています」と述べた。

「われわれの目標はプロ選手に対して利益を還元し、男女問わず世界最高のアスリートにとって、テニス選手が将来性の高い職業であると確信してもらうことです」

 四大大会(グランドスラム)第1戦となる来月の全豪オープンでは、予選通過者の賞金も39パーセント増額されており、本大会への出場権を獲得すれば、前年比30パーセント増の5万豪ドルを手にすることができる。

 一方、他のグランドスラムにおける昨季の賞金総額は、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)が4630万ドル(約54億円)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)が3470万ドル(約41億円)、そして全仏オープンテニス(French Open 2016)が3330万ドル(約39億円)だった。(c)AFP